【病院の沿革と現況】

 正岡子規や夏目漱石、司馬遼太郎の「坂の上の雲」などで有名な愛媛県松山市は、人口約50万の風光明媚な観光文化都市です。当院は、この松山市の中心部にある、松山城の南西約1キロに位置し、1971年3月、中国四国では初めて、日本脳神経外科学会専門医を中心に耳鼻咽喉科、内科・循環器科、放射線科、リハビリテーション科などの併科病院として開設されました。

 正岡子規や夏目漱石、司馬遼太郎の「坂の上の雲」などで有名な愛媛県松山市は、人口約50万の風光明媚な観光文化都市です。当院は、この松山市の中心部にある、松山城の南西約1キロに位置し、1971年3月、中国四国では初めて、日本脳神経外科学会専門医を中心に耳鼻咽喉科、内科・循環器科、放射線科、リハビリテーション科などの併科病院として開設されました。


貞本和彦院長


 貞本和彦院長は、岡山大学脳神経外科大学院生の頃( 1 9 6 5年頃)から、医用超音波診断機器の開発研究で、日立メディコ(大阪工場)と密接な関係にありました。1976年には、日立メディコ(柏工場)と共同で、水バッグなしの頭頚部用国産(日立)CTスキャナを開発し、自ら日本で初めて頭部冠状断層撮影法(Coronal CT)を考案して、同年10月に米国NIH で開催された国際CTシンポジウム(会長G. ディキロ先生)に発表し、一躍世界でも注目をあびる事になりました。その後、多数の内外の学会発表や著書もあり、1980年には、日本医師会最高優功賞、1989年には、日立メディコと共同で中磁場MRアンギオグラフィー(0・5テスラ)の開発研究で北米放射線学会賞(RSNA賞)などを授与されています。


Biplane CT‐その基礎と臨床‐:東京・にゅーろん社(1980 年)
脳血管CT‐高速度撮影法‐:東京・にゅーろん社(1985 年)
CEREBRALANGIO-CT:ニューヨーク・Raven Press(1986 年)


 現病院の病床は60床ですが、2000年からは訪問看護ステーション・ホームヘルパーステーションなど在宅介護サービスにも力を入れています。2005年からは、アジア初、日本初のGE社3テスラMRI装置や、西日本初の64列VCT、中四国初のフラットパネルDSA装置なども導入し、未破裂脳動脈瘤の診断治療の他、脳・心臓血管センターとして地域医療活動に従事しています。2016年から患者増加のため、2台目としてGE社3テスラMRI装置の最新型を設置し診療に当たっています。


【脳神経外科・放射線科】

 脳神経外科では、5名の日本脳神経外科学会専門医と愛媛大学脳神経外科教室から派遣の非常勤医師5名、合計10名で診療を行っています。脳動脈瘤、脳腫瘍の手術をはじめ、頚動脈狭窄、脊椎・脊髄疾患など脳神経外科全般の診断と治療が可能です。

 2013年12月には、世界で8台目、日本で2台目となるMRI誘導集束超音波治療装置(Exablate Neuro・Insightec 社)を導入しました。いわゆる頭を切らずに脳内の病変を治療する次世代の脳神経外科治療法として世界的にも注目をあびています。すでに本態性振戦患者を中心に14例に本治療法を施行し、いずれも100%の好結果を得ています。今後の益々の患者増加が期待されます。

 放射線科は、放射線科専門医1名で、病院全科の画像診断を統括し診療を行っています。



NHKテレビ取材による頭部FUS治療風景
(平成27 年4 月21 日・当院MRI室にて)


超音波照射時のリアルタイムモニタリング画面
-温度グラフとMRI 画像の両方でモニタリング-


【耳鼻咽喉科】

 耳鼻咽喉科では、常勤医師2名と愛媛大学から非常勤医師4名、合計6名で診療を行っています。メニエール病や良性発作性頭位眩暈症、突発性難聴など、内耳の異常のため耳鳴や難聴を伴うケースが多く、聴力検査や内耳機能検査等を行って診断治療を行い、さらに3 テスラM R I を駆使して脳底動脈の循環障害や三半規管の形態異常などの研究も行っています。




【内科・循環器科】

 内科・循環器科では、常勤医師2名と愛媛大学から派遣の非常勤医師6名、合計8名で診療を行っています。循環器科内科専門医として、64例VCTによる冠動脈血管造影、心臓カテーテル、心臓リハビリテーションなどを行っています。また、日本循環器学会、脳卒中学会専門医研修病院としての役割も果たし、市民に親しまれるプライマリケアが出来る病院を目指して頑張っています。