ー 第43回 市民講演会のご報告 ー


 愛媛県松山市は、道後温泉で有名な古くからの温泉地であり、俳人正岡子規や高浜虚子を生み、夏目漱石や種田山頭火、大江健三郎などとゆかりのある文豪の街でもあります。この四国最大の都市である松山市で日本脳神経財団主催の第43回市民講演会『脳を守ろうin愛媛』が開催され、日本脳神経財団からは高倉理事長、寺本常務理事、齊藤常務理事、石井学術担当幹事が参加いたしました。会場となった愛媛県医師会館は城下町として発展した松山らしく、歴史と近代が融合した素晴らしい建物で、ホール正面の窓からは山頂に建つ松山城を望むことができます。

 第43回市民講演会は、共催である医療法人和昌会貞本病院の貞本和彦理事長・院長の司会により進められました。貞本先生のお話では、今回の会場は日本脳神経財団ともゆかりがあり、一九八〇年に前財団理事長である佐野圭司先生が、愛媛脳神経外科懇話会において特別講演会を行った会場だそうです。建物は新しくなりましたが同じ会場において開催された本会では、高倉理事長による開会の辞のあと、貞本病院副院長の松原一郎先生より脳卒中と認知症について、松山市民病院理事長・院長の山本祐司先生より頭痛と頭部外傷について、愛媛大学脳神経外科教授の國枝武治先生よりてんかんについてなど、病気の啓もうと予防に役立つ知識が織り込まれたご講演をいただきました。質問コーナーでは、会場の参加者のかたからの質問に各講師が答えましたが、貞本先生の軽快なトークによる名司会でまさに会場が一体となり、脳のことを楽しく学ぶ非常によい機会となりました。最後に寺本常務理事よりお言葉を述べさせていただき閉会となりました。

日本脳神経財団では、このような市民講演会を年1〜2回、全国各地で開催しております。お近くで開催される際はみなさんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

(文責:石井雄道 日本脳神経財団学術担当幹事)