公益財団法人 日本脳神経財団

理事長 髙倉 公朋



 明けましておめでとうございます。本年が明るく平和で、皆様にとって心豊かな年となることを心からお祈り申し上げます。

 今日の世界の社会情勢をみると、かなり悪化しているのが現状であります。北朝鮮のミサイル、核兵器の開発、それに対する米国の対応戦略等、世界平和を揺るがすような、政治的不安が増強するばかりの時代となっております。一度世界に混乱が起これば、正常な社会生活は失われてしまいます。世界の平和は守らなければなりません。

 公益財団法人日本脳神経財団は、一九八一年十二月に発足し、二〇一一年十一月一日内閣府により公益性が認められて公益財団法人となり、脳・神経等疾患の学術研究並びに学術集会助成事業、医師ならびに看護師向けの研修会の開催等の教育事業、広報・啓発事業等、多岐にわたって事業を推進しております。

 日本人の寿命は年々延長し、世界最高水準を持続しておりますが、国民が幸せであるためには、単に寿命が延びるだけではなく、健康で社会生活を営むことができる生命の延長が必要であります。脳・神経は人間の思考・行動を支配する重要な働きを持っております。人は年を重ねると、がん、心臓病、呼吸器病等に罹患する方が多くなりますが、脳神経等の病気も多く、脳梗塞、脳出血等の脳卒中、認知症、脳腫瘍、脳外傷等多くの疾患が年齢とともに増加します。本財団は、このような国民病とも呼ばれる脳神経疾患の原因追求、予防方法の開発、治療法の向上、リハビリテーションの推進等の研究支援、研究成果の活用等を支援し続けて参りました。

 日本脳神経財団は「脳を守る」という標語を掲げて、人の幸せな生活を守るために、本年も様々な活動を続けて参ります。皆様におかれましては、今後とも、本財団活動の趣旨をご理解賜りまして、ご支援くださいますことを心からお願い申し上げます。